基本素子の熱雑音モデル、あるいはオペアンプによるT-FF(追記あり)
現在(本当にリアルで進行中の)アンプ構想にどうしても必要なのがT型フリップフロップ動作
ロジックIC(JK-FFあるいはD-FF)があれば簡単に実現できるんだけど手持ちが無い、、
で、余ってるオペアンプ4回路入りのICだけで作れないかサーベイして、やっとたどり着いたのが下記回路
ただ、上の回路は本質的に発振器(マルチバイブレータの一種?)なので発振開始の可否は各素子の初期状態に依存する
現実世界のアナログ素子は初期状態が不定(ノイズが乗ってる)なのでちょっとつつくと発振を起こせる(はず)
一方、LTSpice素子の初期状態は「不定」ではなく「一律」なので上記回路ではうまく発振が起こらない
しょうがないから熱雑音(相当のホワイトノイズ)を帰還抵抗にのせてみたらうまくいった
、、、けど、ちょっと回路的に不安定そうなのでやっぱロジックIC調達の方向で、、
ひょっとして、これって真空管プリアンプやメインアンプ初段にのる無視できない熱雑音のモデルに使えるかも、、、
って思ってアップしてみた
とりあえず、抵抗モデルのRegistanceValueに、いつも入れてる固定値じゃなく以下のようなSpiceの計算式を入れればおk
R=33k*(1+0.1*white(2*pi*5k*Time))
抵抗以外にもコンデンサーやコイルにも使えそうだけど電源Volには使えなかった(ビヘイビア電源bvてのが別にあって、それなら使えるみたい)
(6/6追記 熱雑音等の素子に起因するジョンソン・ノイズ、ショット・ノイズおよび1/f(フリッカ・ノイズ)の解析用にノイズ解析モード.noiseが標準で用意されてるのね、、、上記は余計だった、、、)
追記
1個のオペアンプで実現してるのを見つけた!
これ、すっきりしてて安定度も高そう、、、高速オンオフには向かないけど、、
、、、でもロジックICすでに落札しちゃってる、、、
(なんか、すごくオペアンプを勉強してる気分)