修理着手 4号黒電話
ググったところ、、2本のメタル線には
・48VDCが交換機から給電されている
・極性は反転することがある
・着信時には48VDCに16Hz75VrmsACが重畳される(ベルの駆動信号)
らしいので、着信ベルが鳴らないのは
・レンタルユニットから16Hz75VrmsACが重畳されてない
・電話内部のコイルの断線
・電話内部の打鈴機構の不動
・電話内部コンデンサ等の不良
があり得る
まずはレンタルユニットのモジュラーにテスターをあててみた
、、ちゃんとDCも、重畳されたACも来てるみたい、、、
(レンタルユニットはACアダプターからのDC給電なのに内部でちゃんと48VDCや75VrmsACを作ってるんだ、、、これもちょっとびっくり)
で、開腹手術に着手
ごっ、ごつい、、、
昔の工業製品(特に官製品)、コスト軽視で無骨だけど頑丈で信頼性を極力高めてあるのが多いけど、まさにこれはその粋
上部殻の中に回路図が貼ってあった、、、当時モノだね
確かに48VDCに16Hz70VACが重畳された入力信号からベルの右上にあるオイルブロックコン(1.8μF+0.9μF)の0.9μFを通して直流分がカットされた16Hzの信号がベルのコイルに入っている
LCFテスターでオイルコンあたったらちゃんと容量がある(さすが!)
テスターであたったけどコイルにも断線なさそう、、
で、手持ちのトランス(100V:32V)をコイルにつないでみた
、、、ベルはならないけどハンマーはちゃんと振動してる、、、
定格の半分しか印加しなかったのでこれは正常と判断
、、、じゃ、どこが悪い??