Classiclll's Blog

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【PAの脆弱性評価システムCVSSがバージョンアップ、8月20日から適用】だって

PAの脆弱性評価システムCVSSがバージョンアップ、8月20日から適用って記事が、日経BPnetに掲載されている。
WikiPediaによると、IPAって
独立行政法人情報処理推進機構(どくりつぎょうせいほうじんじょうほうしょりすいしんきこう、Information-technology Promotion Agency、略称「IPA」)とは、日本におけるIT国家戦略を技術面、人材面から支えるために設立された、独立行政法人。2004年1月5日に情報処理の促進に関する法律により設立され、情報処理振興事業協会の業務等を承継した。
コンピュータウイルスやセキュリティに関する調査・情報提供や、中小コンピュータソフトベンダーの債務保証事業などのソフトウェア開発補助事業のほか、天才的プログラマの発掘のための未踏ソフトウェア創造事業、特に若年の開発者を対象とした未踏ユース制度などの人材育成事業を通して、日本のソフトウェア分野における競争力の総合的な強化を図る。 また、情報処理技術者試験を実施している情報処理技術者試験センターもこの機構の組織である。
前っからIPAってうさんくさいな、って思ってたんだけど、表題の記事を見てあきれた。

公的資金で成り立つ機関が「PA脆弱性評価システム」を作っていて、そのバージョンアップを継続してたって聞いて、税金の無駄遣い(恐らく億単位)が放置されている現実に、がっかり。

脆弱製を突くようなプログラムを作っちゃっている輩は、【未知】の脆弱ポイントを突くような技術開発に地道をあげているのは周知の事実。
一方、評価システムって【既知】の脆弱ポイントを用いるしかないのも明らか。

ということは、【全く役立たず】なシステムを公的資金で作っている!、ってこと。まさに 自己矛盾!
自己矛盾な目的に多額の資金を投じることが出来る世界って、このあたりだけかと。
普通のビジネスでは考えられない。

ま、ひょっとしてと思って記事を読んだけど、

【天才的プログラマの発掘のための未踏ソフトウェア創造事業】を育成した成果として、
    【未知】の脆弱ポイントを【探り出し】、その【未知】の脆弱ポイントに対する耐性評価
が可能な、【夢のような】システムができちゃった

・・・・ってえ訳ではなさそう。

ったく、一般的な知識・常識ベースでは税金の使われ方が適正かどうか判断できない分野って、結構野方図な税金浪費分野っすよ~。