Classiclll's Blog

an old boy

次はこれ、中華ハイブリッドの全段差動化(50BM8)

ずいぶん前にジャンクで落札してた中華ハイブリッド真空管アンプ

Wien AV-2030の雄姿(改造前の自前写真が無かったのでWeb画像)

見た目は両脇の双三極管(6N2-T)と中央の五極管(6P15)による三段増幅(あるいは初段パラの2段増幅)シングルアンプ

トーンコントロール、レベルメーター、2入力切り替え付きで両サイドに木をあしらった良さげな出で立ち

当時、これが1万切る価格で販売されて話題になった模様

中華アンプとはいえ本格真空管アンプが1万円で入手できるとあってそこそこ売れたらしいが、そのあとが大変だったようで

・公称15WがMT管シングルで出せるわけは無い

・音がひどい

真空管抜いても音が出る

良い音で鳴ってるケースも多いけど作りも悪かったらしく、なかには不具合満載の個体にぶつかった人も相当数いて、なかでも中を開けた人の報告で「商品説明には無いけどデジアンが入ってる!」

商品説明に一切ハイブリッドであることの記述が無かったことで、詐欺紛いとの非難も

 

それを承知で(筐体を含めた部品取り目的で)激安ゲット

開けてみると

中身(自前で撮り忘れたのでネットから拝借)

・トランスケースは木製、中には16Vx2のトロイダルトランス

真空管部とメーター駆動部は同一基盤

・6N2-Tの片側(残った三極部はNC)と6P15との2段カソフロバッファ

中華風味付け回路

・ヒータは16V半波整流点火(同一管直列にすればいいのに、、、)

・プレート電圧は24V(!!(±12V定電圧供給!!)

真空管サウンドの風味づけとしてはやりすぎ感が、、、

 、、なにより6.3Vヒーターを20Vで点火するなんて、、、なんて酷い、、、

 

、、、ということで、外見維持してちゃんとした真空管アンプにするプロジェクト始動